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人文科学アカデミー「講座」一覧
《日本古典への招待》『平家物語』
講師 千葉大学名誉教授 栃木孝惟
本講座は、日本の代表的な古典、『平家物語』を読み深めることを目指す講座です。古典を読み深める過去への旅は、古典をより豊かなものにすることを目指すと共に、過去から現代を豊かにするすぐれて創造的な営みでもあります。日本の重要な転換期を描き出すこの物語が、私たちの父祖・母祖が歩いてきた道筋を、また政争が武力によって決する過酷な時代の人々のありようを、どのように映し出しているか、その一端を見つめます。
本講座は、日本の代表的な古典、『平家物語』を読み深めることを目指す講座です。古典を読み深める過去への旅は、古典をより豊かなものにすることを目指すと共に、過去から現代を豊かにするすぐれて創造的な営みでもあります。日本の重要な転換期を描き出すこの物語が、私たちの父祖・母祖が歩いてきた道筋を、また政争が武力によって決する過酷な時代の人々のありようを、どのように映し出しているか、その一端を見つめます。
《日本古典への招待》『源氏物語』
『源氏物語』の生老病死を読む
講師 フェリス女学院大学名誉教授 三田村雅子
『源氏物語』は西暦1001年の疫病流行期に新婚間もない夫を喪った未亡人紫式部によって、その虚脱感の中に書かれたと言われています。疫病の最中に書き起こされ、病に脅かされながら書き継がれた作品である『源氏物語』は常に死を前提に置く物語となりました。喪失感の文学です。 死を媒介にした時、愛はどのように維持できるのか。身代わりを求めてしまう心理、満たされない思いなど、死と病と老いという暗い要素とせめぎ合うように生きることの意味、愛の究極が輝きだす瞬間を『源氏物語』の中から12回にわたって読んでいきます。そのことで、源氏物語という大長編のもっとも本質的な部分を理解することができるでしょう。
講師 フェリス女学院大学名誉教授 三田村雅子
『源氏物語』は西暦1001年の疫病流行期に新婚間もない夫を喪った未亡人紫式部によって、その虚脱感の中に書かれたと言われています。疫病の最中に書き起こされ、病に脅かされながら書き継がれた作品である『源氏物語』は常に死を前提に置く物語となりました。喪失感の文学です。 死を媒介にした時、愛はどのように維持できるのか。身代わりを求めてしまう心理、満たされない思いなど、死と病と老いという暗い要素とせめぎ合うように生きることの意味、愛の究極が輝きだす瞬間を『源氏物語』の中から12回にわたって読んでいきます。そのことで、源氏物語という大長編のもっとも本質的な部分を理解することができるでしょう。
《日本古典への招待》『万葉集』
講師 東京大学名誉教授 多田一臣
『万葉集』は、現存するわが国最古の歌集で、二〇巻からなり、約四五〇〇首ほどの和歌が収められています。いまから一三〇〇年ほど前に作られたとされます。
『万葉集』には、奈良時代の宮廷文化を背景とする世界が展開されています。当時の宮廷文化は、私たちが想像する以上に高度な洗練を見せており、また時として猥雑さを帯びていたりもします。言い換えるなら、実に多様なありかたをうかがうことができます。
この講座では、まずは『万葉集』の概要についてお話をし、その上で、時代の流れに沿いつつ、主要な歌人の作に焦点を当ててみたいと思っております。この講座を御視聴いただくことで、『万葉集』の世界の全容を理解していただけるはずです。
『万葉集』は、現存するわが国最古の歌集で、二〇巻からなり、約四五〇〇首ほどの和歌が収められています。いまから一三〇〇年ほど前に作られたとされます。
『万葉集』には、奈良時代の宮廷文化を背景とする世界が展開されています。当時の宮廷文化は、私たちが想像する以上に高度な洗練を見せており、また時として猥雑さを帯びていたりもします。言い換えるなら、実に多様なありかたをうかがうことができます。
この講座では、まずは『万葉集』の概要についてお話をし、その上で、時代の流れに沿いつつ、主要な歌人の作に焦点を当ててみたいと思っております。この講座を御視聴いただくことで、『万葉集』の世界の全容を理解していただけるはずです。
《日本古典への招待》『奥の細道』
講師 東京大学名誉教授 長島弘明
『奥の細道』は、芭蕉(1644~94)のもっとも著名な俳諧紀行であると同時に、日本古典文学の代表作でもあります。芭蕉は元禄2(1689)年の旧暦3月27日、門人の曾良を連れて、江戸深川からみちのくの俳諧行脚に出発しました。8月下旬に大垣に着くまで、約5か月、関東・東北・北陸と、2400キロに及ぶ大旅行です。様々な歌枕や歴史上の旧跡をめぐり、大勢の人と出会い、沢山の名句を残しています。
『奥の細道』はこの旅をもとにした紀行ですが、事実そのままの記録ではありません。旅で体験した事実を素材としながら、それに虚構を加えた創作なのです。そういう視点で、『奥の細道』をご一緒に読んでいきたいと思います。
『奥の細道』は、芭蕉(1644~94)のもっとも著名な俳諧紀行であると同時に、日本古典文学の代表作でもあります。芭蕉は元禄2(1689)年の旧暦3月27日、門人の曾良を連れて、江戸深川からみちのくの俳諧行脚に出発しました。8月下旬に大垣に着くまで、約5か月、関東・東北・北陸と、2400キロに及ぶ大旅行です。様々な歌枕や歴史上の旧跡をめぐり、大勢の人と出会い、沢山の名句を残しています。
『奥の細道』はこの旅をもとにした紀行ですが、事実そのままの記録ではありません。旅で体験した事実を素材としながら、それに虚構を加えた創作なのです。そういう視点で、『奥の細道』をご一緒に読んでいきたいと思います。
《日本古典への招待》『枕草子』
『枕草子-歴史そのままと歴史離れ-』
講師 フェリス女学院大学名誉教授 三田村雅子
『枕草子』は10世紀の終わりから11世紀の始めにかけて成立した不思議な作品です。内容は歌枕のような地名、辞書的な項目、ひねりの利いた皮肉な分類、宮廷女房日記的なものと、多彩ですが、いずれも、中宮定子の女房としての価値観と美意識を背景としたユニークな文章の集成となっています。
今回は、『枕草子』の宮廷日記的な側面に焦点をあてながら、『枕草子』が書こうとした歴史と、他の歴史資料によって想定される事実との落差、隔たりを取り上げ、『枕草子』がいかに、歴史的事実に背き、抗い、独自の世界を構築していったのかを見ていきます。
そのことで、『枕草子』が描こうとした世界の本質を明らかにし、当時の読者にもたらした影響も考えます。『源氏物語』の登場の10年ほど前に登場したこの『枕草子』という作品がどのように享受され、どのような波及効果を生み出したか。それが後々までどのように受け止められてきたかも併せて考えていこうと思います。
講師 フェリス女学院大学名誉教授 三田村雅子
『枕草子』は10世紀の終わりから11世紀の始めにかけて成立した不思議な作品です。内容は歌枕のような地名、辞書的な項目、ひねりの利いた皮肉な分類、宮廷女房日記的なものと、多彩ですが、いずれも、中宮定子の女房としての価値観と美意識を背景としたユニークな文章の集成となっています。
今回は、『枕草子』の宮廷日記的な側面に焦点をあてながら、『枕草子』が書こうとした歴史と、他の歴史資料によって想定される事実との落差、隔たりを取り上げ、『枕草子』がいかに、歴史的事実に背き、抗い、独自の世界を構築していったのかを見ていきます。
そのことで、『枕草子』が描こうとした世界の本質を明らかにし、当時の読者にもたらした影響も考えます。『源氏物語』の登場の10年ほど前に登場したこの『枕草子』という作品がどのように享受され、どのような波及効果を生み出したか。それが後々までどのように受け止められてきたかも併せて考えていこうと思います。
人文科学アカデミー「講演」一覧
《日本古典への招待》『日本古典を学ぶ意義 共感を育てる』
『日本古典を学ぶ意義 共感を育てる』
講師 国文学者・国文学研究資料館館長 渡部泰明
分断と抗争の脅威にさらされている現代において、古典を学ぶ意義はどこにあるのかを、富士山をめぐる和歌を中心とした表現から考えます。富士山は、完璧な美しさや威容を誇っていると思わせながら、実は理想世界と現実世界をつなぐ境界だと捉えられてきていたのです。見えるけれど見えない、不可視のものであるはずなのに、可視的である、境界的な存在だと。そして優れた表現においては、その境界を越えることが目指されていました。こうした越境の表現こそ、人と人との垣根を越える共感を育てるのではないでしょうか。現代社会では、たんなる同情や思いやりに留まるのではない、情理を合わせ持つ、想像力に満ちた共感が必要だと思うのです。
講師 国文学者・国文学研究資料館館長 渡部泰明
分断と抗争の脅威にさらされている現代において、古典を学ぶ意義はどこにあるのかを、富士山をめぐる和歌を中心とした表現から考えます。富士山は、完璧な美しさや威容を誇っていると思わせながら、実は理想世界と現実世界をつなぐ境界だと捉えられてきていたのです。見えるけれど見えない、不可視のものであるはずなのに、可視的である、境界的な存在だと。そして優れた表現においては、その境界を越えることが目指されていました。こうした越境の表現こそ、人と人との垣根を越える共感を育てるのではないでしょうか。現代社会では、たんなる同情や思いやりに留まるのではない、情理を合わせ持つ、想像力に満ちた共感が必要だと思うのです。
番組「DVD&CD」一覧
聴いて楽しむ 「源氏語り五十四帖」 CD collection
「彩の国さいたま芸術劇場」が9年の歳月をかけて全五十四帖に挑戦。難解な古典文学を最先端の研究と共に、わかりやすく身近な出来事のように読み解く三田村雅子先生の解説。紫式部の名文を表情豊かに<生きた古典のことば>で伝える幸田弘子さんの朗読。平安時代のロマン溢れる『源氏物語』の世界が、現代にいきいきとよみがえります。
犬養孝 『万葉集』「万葉の風土と歌人」 CD
7~8世紀、私たちの先祖がこの国の風土の中に生き生きと花ひらかせた美しい心の音楽『万葉集』。作品は、万葉研究の第一人者で、万葉の古地をすべて踏破された国文学者犬養孝氏の膨大な講演記録から、「大和」「紀伊」「筑紫・北陸・因幡」の講演を精選。独特の旋律でほがらかに朗唱する「犬養節」と共に、滋味あふれるお話をお楽しみいただけます。
「おくのほそ道」 DVD&CD
俳聖松尾芭蕉の不朽の名作『おくのほそ道』。それは四百字詰め原稿用紙40枚足らずの極小の文学空間、でもそこには名句と共に実に豊かな人生模様が描かれています。舞台朗読の第一人者幸田弘子の詩情あふれる語りの世界、芭蕉の足跡を辿る趣ある映像、海、川、蝉…こころ癒すサウンドがあいまって、あなたを『おくのほそ道』の旅へいざないます。
戦国王CD collection
これを聴かずして戦国は語るまい‼織田信長、豊臣秀吉、徳川家康…乱世を駆け抜けた最強の武将たち。その思想や戦略、秘話などを、堺屋太一、小和田哲夫をはじめ戦国史研究の第一人者や歴史小説家たちが、鮮やかな切り口で解き明かし、聴きこむほどに武将たちの人間像が生き生きと蘇ります。
昭和の名人による「男と女のお色気噺選集」CD
艶笑落語の決定盤。五代目古今亭志ん生、六代目三遊亭円生、五代目柳家小さん(人間国宝)…昭和を代表する噺家たちによる、思わず吹き出すような小粋なお色気噺。今となっては聴くことのできない貴重な噺が満載です。名人たちの絶妙な話芸は、時代を超え何度聞いても楽しめます。笑う門には福来る!
京ことばで綴る源氏物語 CD
日本が世界に誇る長編小説『源氏物語』。でも原文を読みこなすのはなかなか大変です。そこで京都生まれの国文学者中井和子氏が15年の歳月をかけて現代京ことばに翻訳。それをもとにKBS京都ラジオが、北山たか子さんの語りの力を借りて朗読番組に。平安時代の雅な王朝文学の魅力を生き生きと伝える、「京ことばで綴る源氏物語」が誕生しました。
番組「配信」一覧
We love the Earth 地球見聞録
21世紀、それは誰でも自由に世界を旅する時代。作品はあえて13世紀のマルコ・ポーロの『東方見聞録』に挑戦。ドキドキ、ワクワク!まだ見ぬ感動を求め、人類共通の宝物「世界遺産」とそこに生きる人々の姿に迫ります。更に旅の臨場感や無形文化遺産の醍醐味もリアルに体感。これを見たあなたは、現代のマルコ・ポーロ!
Excellent Japan日本列島再発見 ボニンブルーの楽園 小笠原諸島
東京から千キロ!『世界自然遺産』の小笠原諸島。太古の誕生以来、一度も大陸とつながったことのない孤高の島は、他に類を見ない独自の生態系を育んできました。数多くの固有種や生きものたちの鼓動を感じる森。クジラやイルカが戯れる豊かなボニンブルーの海。そして日本一の美しさを誇る星空のもとでは、命を紡ぐ神秘のドラマも展開されています。
~華麗なる宮廷芸術~ハプスブルク 絵画 コレクション
「日没なき世界帝国」と謳われ、13世紀から20世紀初頭まで650年以上の長きにわたりヨーロッパに君臨したハプスブルク家。歴代の王たちは美術品の収集に情熱を注ぎ、デューラー、ベラスケス、ルーベンス…多くの芸術家を庇護しました。プラド美術館やウィーン美術史美術館に収蔵されている名画と共に華麗なる王家の歴史をふり返ります。