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イチオシ講座
《日本古典への招待》 『源氏物語』の生老病死を読む
講師 フェリス女学院大学名誉教授 三田村雅子
『源氏物語』は西暦1001年の疫病流行期に新婚間もない夫を喪った未亡人紫式部によって、その虚脱感の中に書かれたと言われています。疫病の最中に書き起こされ、病に脅かされながら書き継がれた作品である『源氏物語』は常に死を前提に置く物語となりました。喪失感の文学です。
死を媒介にした時、愛はどのように維持できるのか。身代わりを求めてしまう心理、満たされない思いなど、死と病と老いという暗い要素とせめぎ合うように生きることの意味、愛の究極が輝きだす瞬間を『源氏物語』の中から12回にわたって読んでいきます。そのことで、源氏物語という大長編のもっとも本質的な部分を理解することができるでしょう。

「平家物語講座」受講者の声
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60代 女性 朗読家
ああ平家ねと気楽に思っていたのですが、いやいや! 私は朗読家なので、まずは栃木先生の「お声」に魅せられました。 さりげなくお読みになる原文は胸を打ち、加えてやさしく解りやすい解説。。。 表面的にしか知らなかった平家が目の前で動き出し、人間の...
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60代 男性 映像ディレクター
「祇園精舎の鐘の声・・・」という語り出しで始まる日本の有名な軍記物語を、先生が原文を読まれ、現代語訳をし、さらに解説されるという構成で、平家の栄華と没落がよく分かりました。 時代の流れに翻弄された一門の、親子や夫婦の恩愛の情は胸に迫るものが...
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50代 女性 琵琶奏者
高校の頃から琵琶奏者を志していたので、大学では真っ先に栃木先生の平家物語の授業を受講し、それ以来何度も先生のご講義をお聴きして来ましたが、今回の企画は、特に先生が厳選された部分を全15回にわたってじっくりとお聴きできるとの事で楽しみにしてお...
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40代 男性 会社員
平家物語に出てくる登場人物たちの行動や思想などと、仏教との関係性が見事に解説されており、人物の内面描写を深く味わえます。 古典文学は難しいイメージでしたが、テロップやテキストを使用しわかりやすく説明しているので難解な仏教用語なども、視聴しな...
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70代 男性 公務員
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…」。初めて栃木先生の講義を聞いた日のことは、今でも思い出すほど、感銘を受けました。良くとおる声は、あたかも講談を聞いているようで、目を瞑ると、今から千年以上昔の情景が目の前に展開しているようです。講義...
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30代 女性 会社員
仏御前が入道(平清盛)に対面し、祇王の立場が変わっていく場面の講座を受講しました。 栃木先生の朗々とした原文の朗読に始まり、そこから丁寧な解説により文意が紐解かれていく中で、一つ一つの言葉に込められた様々な含意から仏御前と祇王の心情がとても...